私たちの教会での聖書の御言葉からのメッセージの要約です。
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聖書の箇所:コリントの信徒への手紙Ⅰ 15章12-27節
パウロは、「あなたがたはキリストの体であり、また、一人一人はその部分です」(27)と教会に語ります。キリストの体なる教会とは、どのような教会でしょうか。
① 1つの体なる教会(12)
「体のすべての部分は数が多くても、体は一つであるように」(12)、教会には様々な人がおりますが、キリストによって1つとされた共同体です。けがをすれば、その体の部分ではなく、その人自身が痛みます。体が1つだからです。同じように教会にいる一人一人は教会に必要です。その一人のために、キリストが命の代価を払われるほどにです。
② キリストの体なる教会(27)
一つの体である教会は、キリスト「の」教会です。様々な人が教会に集う時に、ぶつかりあうときがあります。互いに主張があり、互いが、「キリストのために」とぶつかります。しかし、本当にキリスト「の」ためか、自分「の」ためかは難しい問題です。思い通りに行かない時に、自分がまずへりくだり、キリストの姿に倣うときに教会が成長していきます。
③ 各部分からなる教会(22)
教会には様々な人がおります。しかし「手」は「手」の、「足」には「足」の役割の役割があるように、教会にいる一人一人が、各部分としての特別な役割があります。そして、一人一人が、その役割を担っていくところが教会です。牧師が一人で担うのではなく、各役割をそれぞれが少しずつ担っていく時、教会が教会として建て上げられていくのです。キリストの教会を共に愛し、共にへりくだり、共に仕える一年とさせていただきましょう。